まんぼう

天気予報
を見なかったおかげで、
今日しっかりと傘を忘れる羽目になってしまった訳だが、
それよりも俺は昨日のことを非常に後悔している。

それは仕事帰りに閉店間際のスーパーに寄った時の事だ。
最近は金も無いことなので、意外に安く大量に食べることのできる魚に目をつけ買っている。

その日も安めの品物はないかと物色しにいったのだが、さすがにこんな時間。殆どの魚は掃けていた。

・・・だが!そんな閑散とした偽物氷コーナーのなか、ひとかたまりだけ残っているものがあったのだ。
しかも398円50%引き!さらに刺身用ときた。
これはもしかして拾い物では!?
と、喜び勇んで駆け寄って、手に取った。
ラベルをみて驚愕。
マンボウ


ちょっとまつのだ。。
もしかしてあれか?
すぐさま俺の脳裏には
昔行った水族館の、はたまたテレビでみる光景が浮かびあがる。。


死んだ魚のような目をして(・・・?)海原を悠々自適と泳ぐあの魚。
他のそれとは明らかに別な進化の道を辿ったと思われる特異な形。
あれか?あれなのか?!

再び視線を目の前のパックにもどす。
約300gぐらいの何か貝か鳥賊を彷彿とさせる、白いブヨブヨとした肉塊、
そしてウニ色の結構デカイ肝のようなものがそこにはあった。

美味いのか? ・・いや、それ以前に食い物なのか??
ちょっとラップの上からそれを指で押してみる。柔らかい。(やめれ。)
ちょっとパックを傾けてみる。
透明な液体にそのほとんどは漬かっており、さながら袋に詰めてよく売っている牡蛎のよう。
さすがにこのグロさでは、ご近所の奥様方も食指が動かなかった模様である。
これは買うべきなのか・・・・。
ゲテモノ探求家の俺としては、是非とも味を知っておく必要があるのではないだろうか。。
しかし、先程の妄想と重なって、なんとなく胸にこみ上げてくる熱いものを感じ、
後ろ髪引かれる想いでスーパーを後にした。

家にたどり着いてから、すぐ検索実行。
するとどうだろう。これがどうやら珍味らしい??

参考ページ:
http://www.geocities.jp/xtgyf270/manbou.htm
http://kimcafe.exblog.jp/793894

さらにお店のページも見つけた。
http://www.rakuten.co.jp/sasayosi/513656/513662/

高い!
とすると、あれはやはり「買い」だったのでは!?半額でほぼ200円であれだけの量だぞ?

非常に惜しいことをしたような気がする。
季節、時期によって取れるといっても、あれがわんさか網に掛かるわけが
ない気もするし(いや、そーいう映像も観たくない)
第一、一般庶民のスーパーの店先に並ぶこと自体が稀有だったのではないだろうか。。。
次回もしまた万が一店頭に並ぶようなことがあったら、迷わず購入し、
その味のレポートをしたいと思う。



・・・・とまあ、こんな具合で、食べてもいないのにその有様を長くだらだらと書き連ねました☆
ちゃんちゃん♪