頬にかかる水滴で気が付いた。雨がしとしと降っている。聞こえるのは雨音と走り去る車の音ばかり。静か・・・。アスファルトの冷たさが肌から染み入ってくる。体が動かない。なんだかとても眠い。 周りに人が集まってきた。 うつぶせになっているのに、人だ…

手足が動かなくてもいいから ただ、何もせずに１００歳以上も生きていたいと思うわけです。 そして、この世の移り変わりをずっと見つめていたい。 世界がどのように変わるのか。 人の生き方はどのように変わるのか。もちろん楽しい事ばかりではないと思いま…

河は嫌なことばかり思い出させる。 気づいたら私はあの子の首を絞めていた。 私は自分で光を消したのに。 生活は楽になったけど 私の心の穴は拡がるばかり。 あの女の子供だけがのうのうと生きているのよ 許せない。 友達だったんでしょ。 うちの娘と遊んで…

いつものように 夜明けの扉を開ける。いつものように 暗い部屋の電気をつける。いつものように コンビニ弁当をほおばる。いつものように テレビをつけるといつものように 深夜番組がやっている。いつものように フウとため息をついていつものように パソコン…