世界のチッンミから

職場で私が世界の珍しいものを食べてみたいような話をしていたら、
韓国人の女の子から「これを試してみて」ともらったものがありました。


ポンテギ・・・・・。
韓国の屋台で売られており、わりとポピュラーな食べ物のようです。
朝鮮語で「蛹」を意味しており、栄養価が高いです。(あとで知った。なんでも5"粒"で鶏卵一個分ぐらいとか?)
その正体は、蚕の蛹です。
「これを食べてみればブログのネタになる!」私たちは写真をとってレポートしてみました(世界のキッチン風)


・・・・。
あまり深くは語らないことにします。あえて写真でお楽しみください。




注意! ここから先はグロテスクな画像が続きます(俺はたいしたことないが。)閲覧には注意してください。







 

うわぁ・・・・。


噴き出る得体の知れない灰色の液体。
立ちのぼる独特な香り。
※別にこの缶詰に限った話ではなくて、魚介系でない動物性食品の水煮缶詰を開けたときに香るあの香り。
特に問題はありません。



すくってみました☆
たったの2匹でこのインパクトとは。






シャーレ小皿に採ってみたところ。あらかわいい(棒読)
でも私的にはそこまでグロくはないな。
蛹だったのが幸い。目も口もよくわからない状態になっている。
中の構造は容易に想像できるが、・・・・食べてから想像することにした。



さて、そのお味は・・・・。
なんだ。エビじゃん。

うん。エビ。見た目の悪いエビ。
できるだけ細かく味の表現をしようとおもうのだが・・・。
乾燥桜えびみたいな食感と味がする。<資料画像>
http://store.shopping.yahoo.co.jp/himonoya/jsm-ch14.html

ちょっと味が濃い目のエビである。海のものではないことはなんとなくわかる。でもエビ。
俺の乏しい舌の記憶に沿っていうと、日清カップヌードル(ノーマル味)の中に入っているあの味の濃い目のエビ。
あれによく似ていると感じた。
歯ざわりも同じような感じ。
シャリシャリという殻食感と弾力性もまさにエビに似ている。
断面図の写真はありません。それ以降食えなくなるおそれがあったので><
ちなみに土くさいとかそういうことはなく、臭みと言えるほどの臭みは感じられない。
天然物ならやばいのかもしれんが。
蚕の蛹という時点で、絹糸をとった後のリサイクルから生まれた食べ物であることは想像できるので、
養殖された蚕なんだろう。



俺の中の味の形容の整理がつくと、わりとパクパクと食べることができた。
これだけで食べるのも何なので、ウイスキーの水割りを用意した。


韓国の食べ物なので、キムチ系の親しみ深い味付けなのかなとおもっていたのだが、
まったくそんなことはない。
缶詰の詳細をみると、醤油で煮ている、とある。
が、日本の佃煮などとはちがって、なんというか・・・その、素材の旨みを大切にしている、というか。
要は味が薄い。そのため、サナギ本来のエビ似の味を存分に味わうことができる。






最初はそのままで食っていたが、味が薄いため、3分の1で味の変化を求めた。
冷蔵庫に保存してあった、スイートチリソース(あのタイ料理とかにでてくるやつ)をかけてみた。
ちょっとしたエビチリ味になった。うん食える食える。あえて美味いとはいいませんけどw
これはもうちょっと料理の具材として使うといいと思う。エビ味を加えるという意味で言うと、申し分ない食材である。
乾燥桜えびが使われている料理なら代用できるはずだ。
かきあげ、炒め物、八宝菜・・・・。
見た目さえよければなあ。
この見た目でふと我に返ったときに、腹の底にこみ上げてくる何かがあるな・・w






結構食べ進んだんだけど、量が多い・・・。
皿に大量に盛って、コーンフレーク並にザクザクと食う。
残して後日の料理に使ってもいいんだけど・・・心理的にこいつは残しておきたくないw
できれば今日おさらばしたいw
こいつをあえてつかうより、普通のエビ買ってきて料理するわ(^^;




完食です。汁はさすがに飲めなかったので捨てた。
あとで調べてわかったのだが、栄養価が高いらしく(5粒で鶏卵1個分とか?ソース元失念)
なんだか食った後が体が暑い。気のせいか。
明日は何も食わないですごすことにしよう。



結局いっぱい語ってしまいましたとさ☆おしまい。