何で俺の家にはこんなに砂糖が。。
他の食材は全くないのに
なぜか砂糖だけが無駄にある。
普通に売ってる1パックの少し小さいぐらいのが
3パックもある。
・・・・思い出した。
あれはかれこれ3年前。
会社のコーヒーメーカーの砂糖があまりまくり、
俺が「勿体無い・・・。」とつぶやいたのが原因だ。
そうか。味方には砂糖を送るのか。
というか、どうみても処理班
そのまま用途もなく戸棚で幅をきかせて眠っていたのだ。
無駄だ。実に無駄だ。
どうにかできないものか。。。
ちょっと甘いものがほしいところだし、何か作ってみますか。
ということで、特に考えもなしに1/3を器にあけ、
のこりを全て片手鍋に投入。
昔の理科の実験のように、丁度良く液体状になってくれる。
ここが俺のまずいところだが、
「さて、何をつくろうか」
元々どうせ飴ぐらいしかできないだろうとおもっていたのだが、
どうするかは全く考えていなかった。
頭の中にあったのは、小さい頃家にあった、
『大草原の小さな家の食卓』という本だ。
例の有名な海外ドラマで食べていたワイルドな食事の料理法が書いてあるやつだ。
あの中に確か、雪の中に砂糖液をたらして、飴を作っていたのがあったっけ。。
とりあえず、冷凍庫をあさると、お酒用のロック氷とスミノフが発掘される。
冷たいウォッカを鍋にたらし、固まった部分を一旦砂糖器で整形し、
それを氷水で冷やす・・といった手法を考えてみた。
見事に失敗。
失敗どころか、時間が経ってすくえなくなったウォッカが水あめ状になった砂糖と同化し、
もうこれは普通の砂糖とはよべなくなった。
黙っているとどんどん焦げていく砂糖液に焦り、
面倒になったので原液を氷水の中に間隔をあけてどんどんたらしてみる。
なんとなく飴のようなものができあがった。
ためしにひとつ食べてみる。・・・ま、食えないことはない。
プリンのカラメル味にウォッカ特有の桜風味がほんのりする
そんな飴ができあがった。
そして俺は、100円ショップで買ってきた片手鍋1つと
食器2つを失った。。