白い巨塔

こいつがおもろい。古めの手法で教授まで上り詰めた男の堕ちてゆく様(たぶん。まだそこまでいってない)と、医療の発展と患者を第一に考えた正義に燃える男の話である。

でてる役者も濃い面々ばかりでついつい見てしまうけども、
あのようなことってのはやっぱりあるもんなんだろうかねえ・・
サトミ助教授は確かに正義の人ということで描かれてはいるけれども、あの話で怖いのは、今いる医者がサトミ助教授きどりになるなんてことはあってほしくないなあ。
「私も色々と手を尽くしたんですけどね、何しろ病院内の派閥やら組織構造が原因でどうすることもできなかったんですよ」
みたいな言い訳のネタになりそうな予感が・・・すんねんw

すいませんつかってみたかった・・

とにかく、丁度今の第二部で亡くなった患者とその遺族の様子が
とても痛々しい。。ほんとああいうことはあってはならんね。
一応昔やった映画?(ドラマ?)のリメイクであるらしい。
インフォームドコンセントの場面もでてきてはいたけれど、
けっこう強引な話で、・・・おそらく今の『インフォームドコンセント』と呼ばれるシロモノも、あんな感じなんじゃないかなあと思う。
わびさび、人の気をつかう日本人社会だからこそ浸透しにくいし、それを逆手にとって相手の発言を抑制、操作することも可能でしょう。ここでちゃんという勇気が必要なんだ!というけれども、その勇気を実行できる人が一体何人いるのやら。マスコミを
味方につけると強いかもだけどね。

・・・あ。ちなみに「インフォームド(略)」は、
インフォームド・コンセント(IC: Informed Concent)とは、医療行為、治験、人体実験の対象者(患者や被検者)が、これから行われることの内容をよく理解した上で、施行に同意することである。また、同意をいつでも撤回できることが条件として重要である。こうすることで初めて、自由意志で治療または実験を受けられることになる。

人体実験についてインフォームド・コンセントの必要性を勧告したヘルシンキ宣言は、ナチス・ドイツの人体実験への反省から生まれたニュルンベルク綱領をもとにしている。
【出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』 】

・・とまあ。
本当は学校の授業の中でも聞いた話なんだけどね(^^;
そのときなんか福祉系の話が多くて内容あんま頭に残らなかったなあ。。多分部屋のどっかを探せばそのときのノートが・・・でもめんどいからいいや。w


さて、どうすればよかったんでしょ・・。
患者の家族は、手術説明の時に少しでも不安を感じていたなら
別な病院に移るべきだった・・(でもサトミ先生のところだから・・というのも手伝って財前教授というおえらい人が手術するんだからっていうので無理だったけど)

手術後の担当医師が気がよわくて、保身のみに動いた・・
財前教授もあの通り。
でもここらへんの事情はもう医師ひとりひとりの考え方を正さないと無理よねえ。

素人考えだけど、監査機関をつくるとか。
病院内もしくは外で、医師組織とは別にある機関・・
相談窓口になって『あの医者ってどうよ?』とかいいにくい話を
打ち明けさせて転院処理なんかも代行する。。
ただ監査するのも人間。金で買収とかされちゃったら終わりだけどね(^^;

そろそろやめとこ・・・・わからない話なので(汗
今の時点では、患者側が知識をつけるしかないかもね。
そういう告知・説明の場が迫ったら、あらかじめ絶対聞かなきゃいけないところをリストアップしておくとか。…医者の説明に流されないように。
あと薬に関しても、効果のある部分と、多少に関わらず副作用の部分ってのはあるはず。そこをちゃんと聞くべきだよね。

はっきり言って面倒。特に一か八か明日をもしれぬ・・・なんて場面ではそんな事前用意なんて無理かも。しかも心の中で「いつものアレだ」なんて思っているとこんな考え方すら浮かんでこない。

でも、そんな気の緩みが死をもたらすこともある。
うちのマックのように。